雑草系男子

雑草のように、どこでも生きるチカラを求める男の物語

絆なんか切ってしまえ!人間は孤独を受け入れると強くなる。


"絆"という言葉が嫌いだ。

 

東日本大震災で流行した"絆"という言葉。
僕は、昔からこの言葉が嫌いだった。

 

「人間は助け合うべきだ。助けてもらって当たり前。助けて当たり前」みたいな偽善者っぽいところがいけ好かない。

そんなの、目の前に苦しんでいる人がいれば助けるし、わざわざ言うもんじゃない。

 

ちなみに、"絆"の語源は、
「昔、犬や馬など動物を繋ぎとめておく綱のこと」
だそうだ。

つまり、ペット。そんな言葉が流行する世の中で良いのか?

 人間は孤独な生き物だ

僕は、人間は孤独な生き物だと思っている。

人間は、個々が独立して立ち、独立した単独者同士が協力すべきだ

 

僕が、こう思い始めたのは、"孤独"というものをポジティブなもの、美しいものだと受け入れることができたから。


そのきっかけは、齋藤孝さんの「孤独のチカラ」という本。

 

この本は、僕のバイブル本で、これが僕のスタートと言っても過言ではない。

僕は、公務員試験に失敗し、就職をせずに税理士の勉強をしていた。


税理士の勉強をしているとはいえ、大学の友人は就職しているし、就職をせずにただ勉強をしているのは、周りの目が気になる。誰にも相談できず、愚痴を言うこともできない。正直かなり孤独だった。

そんな時に手にとったのが、「孤独のチカラ」で、僕の小さな心を救ってくれた。

人は孤独な時こそ、強くなれる。

今はアフィリエイトで集中して力を注ぐべき期間で、ほぼ人と接しない。正直、普通の人からしたら、かなり孤独だと思う(笑)
でも、いざとなったら独りでも余裕だという覚悟があるから、普通に楽しい。

 

"誰でもうまくいかないときには、この世に自分の味方、自分の理解者など、一人もいないのではないかという絶望的気持ちに支配されるものだ。しかしそうしたときにこそ、自分だけはいつも自分の見方だと思える訓練があるとないとでは違う。孤独というものに対して、ポジティブな覚悟があると、少々のことがあってもくじけない。"

 

力を注ぐべき時は、独りになって集中して取り組むべきだ。勉強でもビジネスでもスポーツでも同じ、独りになって何回も素振りする時期は必ずある。


こういう時期を乗り越えた先に、成功するかしないかの結果が待っている。
人生とはそういうものだ。
税理士勉強時代に、それを学んだ。

積極的な孤独を選べ

税理士勉強時代の孤独は、なりたくてなったわけじゃない。
孤独は怖かったけど、結果的にそうなってしまった。


でもその時期を耐え抜いたからこそ、今がある、そう思っている。

「孤独のチカラ」で、1番グッときたのは、ココ。

 

"物事がうまくいなかくなり、ずるずると落ち込んでいくときの孤独は、はかりしれない。不本意な仕事をする時間は孤独に違いない。しかし、そうした孤独をくぐり抜け、自己をググッと深めた人の自信は揺るぎないものとなる。受動的に孤独になった時期を越え、積極的に孤独を選んだ人、言ってみれば、安楽なポジションを捨ててもやりたいことがあるという人が持つ深さと輝きがそこにはある。"

 

これは間違いない。
孤独を受け入れた人はかっこいい、美しい、深い。
これが僕の孤独の捉え方。

 

昔の芸術家なんかみんな孤独だ。
ゴッホニーチェ岡本太郎太宰治夏目漱石・・・
闇を抱えていない芸術家なんか、ほとんどいない。


逆に言うと、闇を抱え、孤独を受け入れ、自分から発したエネルギーがあるからこそ、受け取る人は共感するのだ。

孤独の時間を大切にしよう

日本人の特性なのか、飲み会とかSNSとかライングループとか、人と常に繋がっている時間が多すぎる。
もっと自分と向き合うような、孤独な時間を大切にすべきだと思う。

 

読書、一人旅、ランニング、筋トレ、座禅、ヨガなど、色んな1人の楽しみ方はある。

孤独を受け入れると、心が楽になる。

孤独を受け入れた単独者が増えれば、日本は強くなれるんじゃないかと思う。